小さな命

先週の「こんにちはアン」の「小さな命」は、バートが、そしてトマス家が、家族への愛情に改めて気づくいいお話でした。

一家の末っ子で、天使のようにかわいいノアが、バートが目を離していた間に雪にうずもれてしまいました。
アンはてきぱきとノアの濡れた服を脱がし、雪を氷嚢に入れ、暖炉を焚いてノアを助けようとしますが、ノアは咽頭炎になってしまいました。バートは吹雪の中、医者を呼ぶために馬そりを走らせます。

「俺は、ノアをかまってやったことさえなかった…優しすぎて、俺の子のようには、思えなかった…
なのに…なぜ、こんなに心臓が張り裂けそうなんだ…あいつを、愛してるからだ!!

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ところが、医者のマイザー先生は留守で、おまけにそこにいたおばあさんはバートを見ると「金を借りに来た」と決め付け、バートの話を聞いてくれません。バートは家の中の声からローデンの屋敷に先生がいることを知り、屋敷に向かいます。屋敷ではそこの奥様が難産で、助手はバートを追い返そうとしますが、先生は薬を処方してくれました。

薬を持って馬そりを走らせるバート。しかし、馬そりは雪に埋もれた岩にぶつかり、バートは谷へ投げ出されてしまいました。

意識が遠のく中、バートの耳にバートをだました詐欺師のジェフリー、そしてジョアンナの言葉が聞こえてきました。
「この世に生まれたからにはデカい夢を見るんだ」
「あんたはいつだって、面白おかしいことを探してるのよ!面白おかしいことなんて、人生のどこにもありゃしないのに・・・。」

「俺は、何を探していたんだろう・・・。」
ノアが生まれたあの日、そして、アンや子供たちと海にピクニックに行ったおもいで・・・。
「そうだ…大事なものは…すぐ、手の届くところに…あったのに…」
バートは薬のビンに手を伸ばします。
「神様、俺の命をくれてやる…あの世で、どんな償いでもする、ノアを助けてやってくれっ!!」

しかし、そこでバートは倒れこんでしまいました。
ところがその時、崖の上に診療の帰りのマイザー先生が通りかかったのです。

マイザー先生はノアを診療してくれ、また薬代は物置の修理でいいと言ってくれたのです。
「あなたのご主人は、誰よりも勇敢な父親だった」
そのとき、ノアが目を覚ましました。
「ノア!私がわかる?」
「あん 、あん 」
アンたちは喜びに包まれます
「あのね」
「なあに?ノア」
「あん のゆめみたよ。あん、わらってた・・・。」

「バート・・・ありがとう・・・。」
ジョアンナは涙を流しました。


今回の話は、「なにか一発当てる」ことばかり考えていたバートが、家族の幸せが本当の幸せなんだと気づいた、そんなお話でした。
吹雪のシーンでは「ああ、これが原作でのバートの死の代わりなのか…。」とあせってしまいましたが、バートが助かってくれて本当によかったです。

ただ、アンがハモンドさん、そして孤児院を経てマリラのところへたどり着くには、どこかでバート一家の話は終わってしまうはずです。
バートがいい人になって、トマス家が幸せに包まれました。今日の「クリスマスの魔法」も明るいお話のようなので、こんどこそ落とす前の上げる演出では…。

バート、死なないで!!

PS:原作を読んでみると、これは
第45章 冬 で、クリスマスの支度中に卵がなくなり、それを吹雪の中バートが買いに行く話と、第48章 怯え でノアが咽頭炎になり、アンが直して助かる話をくっつけたもののようです。原作では「吹雪の中卵を買いにいく」というバートを見て、ジョアンナがバートを失いたくないと思うのですが…、プティングに命がけ、というのはなんとも…。

ストーリーを再構築してバートの決意とノアを結びつけたのは大正解だと思います。

で、原作だとこのあとアンの誕生日の話があって、その後バートは…うわぁぁ。

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