最悪のはじまり 「悲劇」なアニメと「しんみり」な原作
こんにちはアン、アンはついに孤児院へ行くことになってしまいました。
トマス家を離れ、ハモンド家でのつらい暮らしの中でなんとか幸せを見つけようとしたアン。しかし、やっと心を通わせられそうになっていたケンドリックを失い、親戚の人たちの子供を適当に分け、アンのことを徹底的に無視する姿に、そしてやっと見つけた「心の中の友」ヴィオレッタにも挨拶できず去らなければならず、アンの心はボロボロでした。
家族のないアンがただひとつ持っているものは、ジョアンナが持たせてくれた鞄だけでした。その鞄に入っているものだけが、アンが生きてきた11年の証だったのです。
しかし、孤児院について早々、アンは「持ち物や思い出の品がある人とない人で不平等があってはならない」という決まりのせいで、ジョアンナが持たせてくれた思い出のかばんは預けなければならなかったのです。アンは泣き叫んで必死でかばんを抱きかかえますが、抵抗むなしくかばんを取り上げられてしまいます。

そして、アンが連れて行かれたのは殺風景な鉄の2段ベットが並んだ部屋でした。そこには他の孤児の女の子たちがいて、アンの噂話をしていました。
先生はアンに孤児院の制服に着替えるように言います。アンは他の子の視線を嫌がりますが、みんなここで着替えている、と言われ、あきらめて服を脱ぎました。着替えをじろじろと見られ、着ていた服まで取り上げられ、おまけに赤毛を孤児の女の子たちにからかわれ・・・


心を怒りと恨みに満たされたアンは、授業で自己紹介するときに、「どこの誰かもわからない、みすぼらしいあんたたちとは違う」「あんたたちは、知識も想像力もなくて、シェイクスピアが誰かもわからないから、人のことを平気であざ笑うんだわ!私は、ここにいるすべての人を軽蔑するわ!!」
と、とんでもないことを言ってしまい、他の子達とアンの関係は最悪に冷え込んでしまいます。
その夜、アンはプリンスエドワード島の写真だけでも取り戻そうと、倉庫の鍵を開け、かばんの中から写真を抜き出します。しかし、それを同じ部屋の女の子、テッサに見られてしまいます。
テッサは他の子から仲間はずれにされていたので、アンのかばんを持っていけば仲間にしてもらえるかも、と思い、納屋で女の子たちがこっそりロウソクを持ち込んでしていた密会にアンのかばんを持っていきました。
しかし、なんということでしょう。テッサたちはロウソクの火を納屋のわらに移してしまい、火事をおこしてしまいました。
火事が収まると、アンは先生に呼び出され、納屋に行きました。
そこには、アンが大切にしていたブラウニングの詩集やノートが、黒焦げになって散らばっていました。
アンの手の中で、黒焦げになった詩集はばらばらに砕け散りました。呆然とするアン。
しかし、なんと先生や孤児院の職員は、アンの荷物が納屋にあったので、火事はアンが起こしたと思っていたのです・・・。

という展開なのですが・・・
アンがかわいそう過ぎて、見ているのがつらかったです。
特に、ブラウニングの詩集は「金色の泉」でアンが子守をして手に入れたところから、とても思い入れがあったので、最後のシーンはかなりショックでした・・・。
「こんにちはアン」もあと数話、物語がどうなっていくのか、目が離せません。
●原作では?
原作だと火事の話はなくて、私物入れの箱があり、そこにプリンスエドワード島の写真などを入れることができました。ただ、入らないものは処分されています。
そもそも、孤児院の定員はいっぱいで、アンは緊急受け入れ枠を使って入ることになりました。(これは「赤毛のアン」でも出てきているので、アニメ版でも扱ってほしかったですね。)
ちなみに、アンが着た制服というのは孤児院になじめず、食事を取らずに亡くなった子の服でした(--;)
あと、ブラシや櫛、歯ブラシ、あと下着や靴下も支給品で、アンは服を脱いで孤児院の下着とちんちくりんの寝間着を着て寝ました。
そんなこんなで、アンはいろいろ不満ですが、みんなの行動に合わせて行動しながら2ヶ月何事もなくすごしています。その中でエドナと言う子がアンに取り入ってきて、アンはすっかりその気になりますが、実はエドナは影でアンの悪口を言っていたのを知って、アンは気分を悪くする、というお話です。
かなりしんみりとした雰囲気で、孤児院もいろいろ制約は多いもののまんざらでもない雰囲気で、ある意味リアルかもしれません。
アニメの方はクライマックスと言うこともあり、悲劇性で映像やストーリー的に盛り上げるためにこうしたんでしょう。アニメ版も盛り上がるのでこれはこれでいいと思いますが、原作の雰囲気も捨てがたいです。原作の雰囲気で孤児院を描いた方が、ドラマチックではないですが、感情の機微を描く名作らしい(というか、トマス家編の「こんにちはアン」もそんな雰囲気でしたね)かも知れませんね。
ところで、来年の世界名作劇場はどうなるんでしょうか
個人的には、「コゼット」「ポルフィ」「こんにちはアン」のなかでは、昔ながらの「世界名作劇場」の雰囲気(ストーリーも、キャラクターも)がある、「こんにちはアン」が一番好きなので、(というか、「こんにちはアン」は旧作含めた世界名作劇場の中でも同率1位クラスに好きな作品です)来年もぜひこの雰囲気のまま続けてほしいのですが・・・
(というか、あのポルフィが1年(4クール)でこんにちはアンが3クールなんて・・・もう1クール見たかったです(泣))
トマス家を離れ、ハモンド家でのつらい暮らしの中でなんとか幸せを見つけようとしたアン。しかし、やっと心を通わせられそうになっていたケンドリックを失い、親戚の人たちの子供を適当に分け、アンのことを徹底的に無視する姿に、そしてやっと見つけた「心の中の友」ヴィオレッタにも挨拶できず去らなければならず、アンの心はボロボロでした。
家族のないアンがただひとつ持っているものは、ジョアンナが持たせてくれた鞄だけでした。その鞄に入っているものだけが、アンが生きてきた11年の証だったのです。
しかし、孤児院について早々、アンは「持ち物や思い出の品がある人とない人で不平等があってはならない」という決まりのせいで、ジョアンナが持たせてくれた思い出のかばんは預けなければならなかったのです。アンは泣き叫んで必死でかばんを抱きかかえますが、抵抗むなしくかばんを取り上げられてしまいます。

そして、アンが連れて行かれたのは殺風景な鉄の2段ベットが並んだ部屋でした。そこには他の孤児の女の子たちがいて、アンの噂話をしていました。
先生はアンに孤児院の制服に着替えるように言います。アンは他の子の視線を嫌がりますが、みんなここで着替えている、と言われ、あきらめて服を脱ぎました。着替えをじろじろと見られ、着ていた服まで取り上げられ、おまけに赤毛を孤児の女の子たちにからかわれ・・・


心を怒りと恨みに満たされたアンは、授業で自己紹介するときに、「どこの誰かもわからない、みすぼらしいあんたたちとは違う」「あんたたちは、知識も想像力もなくて、シェイクスピアが誰かもわからないから、人のことを平気であざ笑うんだわ!私は、ここにいるすべての人を軽蔑するわ!!」
と、とんでもないことを言ってしまい、他の子達とアンの関係は最悪に冷え込んでしまいます。
その夜、アンはプリンスエドワード島の写真だけでも取り戻そうと、倉庫の鍵を開け、かばんの中から写真を抜き出します。しかし、それを同じ部屋の女の子、テッサに見られてしまいます。
テッサは他の子から仲間はずれにされていたので、アンのかばんを持っていけば仲間にしてもらえるかも、と思い、納屋で女の子たちがこっそりロウソクを持ち込んでしていた密会にアンのかばんを持っていきました。
しかし、なんということでしょう。テッサたちはロウソクの火を納屋のわらに移してしまい、火事をおこしてしまいました。
火事が収まると、アンは先生に呼び出され、納屋に行きました。
そこには、アンが大切にしていたブラウニングの詩集やノートが、黒焦げになって散らばっていました。
アンの手の中で、黒焦げになった詩集はばらばらに砕け散りました。呆然とするアン。
しかし、なんと先生や孤児院の職員は、アンの荷物が納屋にあったので、火事はアンが起こしたと思っていたのです・・・。

という展開なのですが・・・
アンがかわいそう過ぎて、見ているのがつらかったです。
特に、ブラウニングの詩集は「金色の泉」でアンが子守をして手に入れたところから、とても思い入れがあったので、最後のシーンはかなりショックでした・・・。
「こんにちはアン」もあと数話、物語がどうなっていくのか、目が離せません。
●原作では?
原作だと火事の話はなくて、私物入れの箱があり、そこにプリンスエドワード島の写真などを入れることができました。ただ、入らないものは処分されています。
そもそも、孤児院の定員はいっぱいで、アンは緊急受け入れ枠を使って入ることになりました。(これは「赤毛のアン」でも出てきているので、アニメ版でも扱ってほしかったですね。)
ちなみに、アンが着た制服というのは孤児院になじめず、食事を取らずに亡くなった子の服でした(--;)
あと、ブラシや櫛、歯ブラシ、あと下着や靴下も支給品で、アンは服を脱いで孤児院の下着とちんちくりんの寝間着を着て寝ました。
そんなこんなで、アンはいろいろ不満ですが、みんなの行動に合わせて行動しながら2ヶ月何事もなくすごしています。その中でエドナと言う子がアンに取り入ってきて、アンはすっかりその気になりますが、実はエドナは影でアンの悪口を言っていたのを知って、アンは気分を悪くする、というお話です。
かなりしんみりとした雰囲気で、孤児院もいろいろ制約は多いもののまんざらでもない雰囲気で、ある意味リアルかもしれません。
アニメの方はクライマックスと言うこともあり、悲劇性で映像やストーリー的に盛り上げるためにこうしたんでしょう。アニメ版も盛り上がるのでこれはこれでいいと思いますが、原作の雰囲気も捨てがたいです。原作の雰囲気で孤児院を描いた方が、ドラマチックではないですが、感情の機微を描く名作らしい(というか、トマス家編の「こんにちはアン」もそんな雰囲気でしたね)かも知れませんね。
ところで、来年の世界名作劇場はどうなるんでしょうか
個人的には、「コゼット」「ポルフィ」「こんにちはアン」のなかでは、昔ながらの「世界名作劇場」の雰囲気(ストーリーも、キャラクターも)がある、「こんにちはアン」が一番好きなので、(というか、「こんにちはアン」は旧作含めた世界名作劇場の中でも同率1位クラスに好きな作品です)来年もぜひこの雰囲気のまま続けてほしいのですが・・・
(というか、あのポルフィが1年(4クール)でこんにちはアンが3クールなんて・・・もう1クール見たかったです(泣))










